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前回に引き続き、着物を着る際気を付けたい下着の選び方をご紹介いたします。

今回は下半身の下着について。

まず大前提として、着付けの際は始めに足袋を履くことから始めます。

秋から冬にかけては防寒の為にストッキングを履いていらっしゃる方が多いのですが、そのままだと足の指が分かれている足袋を履くことはできません。
どうしても足元が寒いと感じる方は膝下丈のレギンスなどを履いてください。
ただ着物は、歩くときに思いのほか裾がめくれるものです。
そのためレギンスが見えないよう丈には注意してくださいね。

あと股上が深い下着は、お手洗いの際に脱ぎにくくなることもあります。
腰ひもの位置より上に出ないよう、股上が浅目のものをお選びください。

また以外と見落としなのが、ヒップのライン。
生地がお尻に沿うようにピタッと着付けますので、ヒップラインやパンティーラインは結構目立ちます。
お太鼓結びのように、タレが垂れ下がっている帯結びではカモフラージュできますが振袖、訪問着の変化結びや、浴衣などの半幅帯の着付けの際にはヒップラインが丸出し状態になってしまいます。
こういった事も考慮して、ラインが出にくい下着を選ぶことや、お尻がきゅっと上がって見える立ち方を研究してみるもの良いかもしれませんね。

着物を着ると自然と背筋が伸びるもの。
周囲の視線も自然と集まりますので、後姿もより美しく見えるよう意識してみてください?