近頃は着物レンタル店が増え、日中でも浴衣に裸足でお出かけするスタイルを本当に多く見かけるようになりましたね。
まず初めに前提として浴衣は本来湯上りに着るものであり、それを心得ているとお昼に浴衣を着て裸足で出かける姿は、少し違和感を感じるものです。
しかしお若い方がその様に和服に親しんでくれる機会があるのは私は大歓迎です。
でも少し歳を重ねたら、より粋に浴衣を楽しみたいものですね。
夜の花火大会やお祭りで浴衣を着る…元来日本人の私たちが浴衣を着る機会はやはり、夜に多かったはず。
そんな理屈を踏まえて、今回は夜のお食事には浴衣と着物どちらを着れば良い?という問題について私の考えをお伝えしたいと思います。
夜だから。昼だから。では無く、これはほぼTPO次第だと思います?
例えば関西の皆さん。
祇園祭の日に”ちょっとお祭り見てからお食事でも”という事でしたら迷わず浴衣でしょう。
他にはドレスコードを浴衣とした納涼会や、ビアガーデンなど。
夜ですから、堂々と浴衣でお出かけして大丈夫だと思います?
逆に着物を着た方が良いのは”ちょっと良いお食事処”ではないでしょうか。
料亭や割烹料理店、和食に限らず洋食でも少しフォーマルなお店では夏着物が間違い無しです。
“場”の格に着ていくものの格も合わせたいものです。
夏着物を持っていない!という方は、浴衣を着物風に着る事も可能です?
その方法は①浴衣の下に襦袢を着て②帯には帯締めを締める(帯揚げはあっても無くてもOK)③最後に足袋を履いて、夏着物風の着こなしが完成✨
簡単でしょう?
この画像も参考にしてみてくださいませ。
また違うコラムで、✔︎浴衣を着てお出かけする時の注意点、✔︎夏着物風に浴衣を着る時の細かいポイント、✔︎料亭での注意点などをご紹介いたします